社会人サークル③

第3話 「素顔とドールマスクの狭間」
三度目の集まり。りさはもうKに夢中だった。
しかし今夜は衝撃のルールが発表された——「マスクを外しての告白タイム」。
全員が一斉にマスクを外した瞬間、りさは凍りついた。
Kの社正体は、なんと彼女が以前に一度だけ取材で会ったことがある社会人・拓也だった。
拓也は、りさの素顔を見てゆっくり微笑んだ。
「君の黒髪セミロング、168cmのスタイル、最初からわかってたよ」
それまでドールマスクフェチとしてだけ触れ合っていた二人が、素顔で向き合う。
スタジオのソファに押し倒されるように座らされ、拓也の唇が今度は直接触れてきた。
マスクがあったからこそ許された濃厚な触れ合いが、素顔のまま再現される。
指が肩から腰、太ももへ。168cmの細身の体が激しく震え、りさはこれまで感じたことのない快楽の波に飲み込まれた。
喘ぎ声が抑えきれず、拓也の名を呼びながら、恋と欲望の狭間で何度も達した。
しかし、最後に拓也が明かす衝撃の事実。

「この集まりは、実は『社会人だけが本当の自分を解放できる秘密のクラブ』だった」
りさは選ぶ。
ドールマスクを被り続けるか、それとも素顔のまま、拓也と本物の恋に落ちるか。
クライマックスは、五反田の夜の街。
雨上がりの湿ったアスファルトにネオンが映る中、二人はマスクを片手に持ち、路地裏で深くキスをした。
りさの黒髪が風に揺れ、拓也の腕の中で、彼女は初めて「素顔の自分」も愛されることを知った。
——社会人ドールマスクの夜は、まだ終わらない。